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「ユーザーの体験を下げてまで利益を求めるようなことはしたくない」──本質的なユーザー体験に向き合い続けるNewsPicksプレミアムチームの今

「ユーザーの体験を下げてまで利益を求めるようなことはしたくない」──本質的なユーザー体験に向き合い続けるNewsPicksプレミアムチームの今

こんにちは、ブランディングチームの筒井です!
ユーザベースは2021年、エンジニア組織への投資を強化しています。
今回は外部ライターさんによるNewsPicksのエンジニアメンバーインタビューの第3弾! 対談形式でお届けします。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

NewsPicksのプレミアムチームの業務は、有料会員向けコンテンツの動画配信基盤の開発や決済システムの機能改善など、多岐に渡ります。プレミアムチームエンジニアリングリーダーの角田と同チームエンジニアの西山に、ユーザーファーストで開発に取り組む、プレミアムチームのカルチャーや挑戦について聞きました。

目次

大きなビジョン、自由なカルチャーに惹かれて入社

はじめに、2人がNewsPicksに入社したきっかけを教えてください。

角田:
私は新卒で大企業向けの ERPパッケージソフトウェアベンダーに入社しました。そこで財務会計や管理会計、連結会計といった会計領域について、プロダクトの企画から設計、実装まで幅広く担当していました。前職を選んだのは社会貢献を強く掲げていた点で、そこに強く魅かれて入社しました。

一方で、同じ会社で10数年間働き続けていましたので、社外にも目を向けて、社会に貢献できるような会社があればそこで新たなチャレンジしたいと思っていたんです。

そんなとき、たまたま現在の上長から声をかけていただいてNewsPicksを知り、「経済情報で、世界を変える」というビジョンに共感しました。前職の会社は「日本企業のROIを世界レベルに」といった企業経営にフォーカスしたビジョンを掲げていたのですが、経済活動という大きなビジョンに触れて、ここでチャレンジしたいと思いました。

西山:
私は新卒で人材系の IT 企業に入社して、自社プロダクトのサーバーサイドとインフラ周りを担当していました。そこに2年近く勤めるあいだ、社会における自分自身の市場価値を確認する一環として、毎年何社かの企業に話を聞きに行っていたんです。

その1つがNewsPicksで、実際に話を聞いてみて自由なカルチャーに惹かれるものがあり、転職を決めました。特に副業が自由にできる点と、チーム単位でプロジェクトを回していく中で、自分がやりたいことを提案して実行していけそうだという点が魅力に感じましたね。

プレミアムチームでは実際にどんな仕事をしているのでしょうか。具体的な業務内容を教えてください。

角田:
プレミアムチームは正式にはプレミアム・スタジオ・ニュースクール・プロダクトユニットという長い名前なのですが、その中にカウンターパートの事業部がいくつかあるんですね。

例えば、プレミアム事業部という有料会員向けのコンテンツを作っている事業部があります。そこで作ったオリジナル記事を入稿するシステムを改善したり、有料会員向けコンテンツに課金する際の決済システムの機能を改善したり、オリジナル番組を作って配信するための動画配信基盤を作ったりといったところを、私たちのチームがエンジニアリングしています。

また、NewsPicksではオンライン・オフラインのハイブリット型セミナー「NewsPicks NewSchool」を運営していますが、ここの受講生管理をテック側からサポートしています。

西山:
他にも、昨年NewsPicksパブリッシングという書籍販売を行う事業が立ち上がったんですが、そこで出版した書籍をNewsPicksの有料会員の方にお得に読んでいただけるよう、アプリ内で販売するような機能を開発しています。
このように、有料コンテンツについて、ユーザーの方々に「これならお金を払って利用したい」と思っていただけるサービスになるように、アプリやメールの改善などをメインに担当しています。

チームで開発を進めていく際、どんなプロセスを採用しているんですか?

角田:
プレミアムチームでは、毎週水曜日にスプリントプランニングを実施しています。1日かけて、プロダクトをどう作っていくのか、どう開発を進めていくのかといった設計をチームメンバーで行っていますね。

西山:
具体的には、水曜日にスプリントプランニング、スプリンターレビュー、スプリントレトロスペクティブという形でスクラムの会議を実施しています。

スプリントレトロスペクティブではチャプターごとにスプリントの振り返りをし、スプリントレビューで、スプリントでやっていたことでわからなかった点や新しく出てきた課題などを共有します。

そのうえでスプリントプランニングをして、誰が何を担当しても同じ結果が得られるように、属人化を避けてタスクの割り振りをします。そうしてスプリントで開発に集中できる体制を整えています。

組織を長期的な観点で見たときに、異動や退職などでメンバーが抜けることがあり得ます。そうしたときに、慌てることなくいつも通り開発を進められる仕組み作りをしています。

「その機能はユーザーにとって本当に必要か?」ユーザーの体験価値を向上させる思考が根付いているチーム

角田さんと西山さんは、プレミアムチームの中でそれぞれどんな役割を担っているのでしょうか。

角田:
今、プレミアムチームは私を含めて正社員が4人、業務委託の方が3人、あわせて7人ですべての業務に対応しています。その中で、私自身はチーム全体を俯瞰して見たり、ビジネスサイドとの調整をしたりといったことをしています。西山さんには技術的なチャレンジに取り組んでもらっていますね。

ただ、プレミアムチームの仕事の進め方として、あまり役割分担は意識しないようにしています。誰かが欠けたとしても誰かがフォローできるような体制を作っているんです。

西山:
分野によっては属人化せざるを得ない部分もありますが、そういった場合でもペアでプログラミングするなどしてスキルを一般化することで、できるだけ属人化しないように取り組んでいます。

西山さんは技術的なチャレンジに取り組んでいるとのことでしたが、具体的にどんなことをしているんですか?

西山:
たとえば、動画のコメント機能の負荷対策もその1つです。NewsPicksの動画配信はYouTubeライブのようにコメントの書き込みが可能ですが、同時に何千人ものユーザーが動画を視聴すると大きな負荷がかかってきます。そのときに負荷を分散するような仕組みの開発に取り組んでいます。

角田:
他にも、西山さんには自動テストの仕組みを作る際の技術選定をお願いしていますね。

プレミアムチームで開発を進めるにあたって、どんなことを重要視していますか?

西山:
ユーザーが本当に欲しい機能なのかどうかという視点です。WEBサービスによっては、有料プランの解約をしようとすると何度も画面遷移しないと解約ページにたどり着けないものがありますよね。プレミアムチームでは決済システムの機能改善に携わっていますが、そんなふうにユーザーの体験を下げてまで利益を求めるようなことはしたくないんです。

あくまでユーザーに満足していただいて、その上で対価をもらえるようなアプリケーションにしたいと考えているので、まずはユーザーにとって一番大事なものは何かが重要なポイントですね。

角田:
私も西山さんと同じです。プレミアムチームでは担当している領域が広いので、やらなければいけない仕事はたくさんあります。そんなとき、ユーザーメリットがあるか、改善の効果が大きいかどうかといったところを念頭において、仕事に優先順位をつけていきます。

西山:
日々、目先の仕事に追われてしまうこともありますが、例えば今後長期的にどんなことに取り組むかという話になったとき、これは果たしてユーザーファーストなんだろうかという議論は起こりますね。そういった意味では、ユーザーファーストの考え方がチームに浸透していると言えるかなと思います。

「The 7 Values」に共感し、お互いを尊重するカルチャー

今、プレミアムチームにはどんなメンバーがいるんですか?

角田:
4名の社員はいずれも他社から転職してきた人たちばかりです。そのうち1人は前職で一緒にBtoB向けのERPパッケージを開発していました。私以外は若いメンバーですね。

現在は全員フルリモートで仕事をしているので、実は1年以上オフィスで一緒に働くということをしていません。Google MeetやSlackで、自宅にいながらお互いいつでも声をかけられるような状態にしているので、スムーズにコミュニケーションを取りながら業務を進めています。

そんなプレミアムチームが大切にしている価値観やカルチャーはなんでしょうか。

角田:
NewsPicksの母体であるユーザベースが掲げる、「The 7 Values」ですね。

  1. 自由主義でいこう

  2. 創造性がなければ意味がない

  3. ユーザーの理想から始める

  4. スピードで驚かす

  5. 迷ったら挑戦する道を選ぶ

  6. 渦中の友を助ける

  7. 異能は才能

たとえば、開発過程でどう実装していこうか迷ったとき、メンバーに声をかけて助けを求めやすい雰囲気があったり、やりたい仕事は自ら手を挙げて積極的に関わっていったり。先ほど話したユーザーファーストな考え方もそうですが、「The 7 Values」がチームの価値観になっています。

そうしたバリューを大切にするプレミアムチームには、どんな人がフィットしそうですか?

角田:
今のチームには物静かなメンバーがそろっているので、何かを変えたいと思っているようなアツい人が入ってきてくれたら、バランスが良くなるのではないかと思うんです。

今まで通りのやり方ではなく、アップサイドを狙うために新しい仕事をしましょう、と言ってくれる人が1人増えるだけでも、チームが変わっていきそうですよね。

西山:
「The 7 Values」に「異能は才能」という言葉がありますが、会社としても多様性を重視しているので、角田さんが言ったようなアツい人にも加わってほしいですし、技術的にチャレンジしたいという人もいてほしいですね。

多様な人がいることで、意見のぶつかり合いが起こることもあるはずです。そんなときでも、お互いを尊重しながら一緒に仕事できるといいですね。

今後の目標はアップサイドに繋がるような開発をすること

今後プレミアムチームが目標としていること、チャレンジしたいことを教えてください。

角田:
これまでは、サービスの運用改善や事業の効率化にかかわるような開発が多かったので、今後はNewsPicksのサービスや売り上げの拡大といった、アップサイドにつながるような開発をしていきたいと思っています。

西山:
有料会員の方により良い体験をしていただき、満足感を高めること。そして、今まで有料会員になることを検討したことがなかった無料会員の方にも、有料プランに興味を持っていただけるような機能を作りたいと考えています。

まだ具体的な案はないのですが、今後はチームでそうしたところも提案していきたいですね。

そうした目標を達成するために、どんな人と一緒に働きたいですか?

角田:
個人的には、失敗をたくさん経験している人がいいですね。それまでの失敗を糧にして、NewsPicks では成功させていってほしいと思います。

技術的な点では、今後ずっとプレミアムチームで同じ技術を使い続けるとは限りません。高いスキルを持っていることも大切ではありますが、柔軟でキャッチアップスピードが速い人に期待をしています。

西山:
角田さんの言うキャッチアップスピードが速い人という部分にもつながるのですが、プレミアムチームでは業務が多岐に渡っています。何かに特化しているよりも、幅広いスキルを持ち、いろいろなソリューションが出せる人がいてくれると助かりますね。

角田:
プレミアムチームはNewsPicks内の他のチームと違って、関係する部署や人が多いので、チャレンジできる部分がたくさんあります。

決済周りのことがやりたい人、動画配信をやってみたい人、BtoBのシステムのように業務効率を上げていく、いわゆるバックオフィス業務をカバーするようなシステムが作ってみたい人。さまざまなチャレンジができるので、入社してからでもやりたいことが見つかるのではないでしょうか。

西山:
そうですね。先ほど挙げたように、何でもジェネラルにこなせる人はもちろん、技術探究したい人や、今後マイクロサービス化を進めるにあたってチーム内でこんなサービス、こんな機能を試してみたいというアイデアを持った人も、プレミアムチームなら実現できるかもしれません。

本記事に登場するメンバーはすでに退職しております(組織名・役職は当時)

執筆:宮原智子 / 編集:筒井智子
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