Sustainability
Our Approach to Sustainability
誰もがビジネスを
楽しめる世界は、
サステナブルに発展する
世界そのもの
ユーザベースのパーパスは「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」です。
そのためには、社会、企業、個人のパーパスが調和的に実現されなければなりません。
気候変動等の環境問題が解決に向かい、企業と社会の調和的な発展が実現する世界。
様々な労働問題が解決され、誰もが働く楽しさを実感でき、個人と企業の調和的な発展が実現する世界。
誰もがビジネスを楽しめる世界は、サステナブルに発展する世界そのものです。
私たちは、経済的利益と社会的利益を両立させるため、そして、その2つが矛盾しないことを証明するために、
優先的に取り組むべき重要課題=マテリアリティを策定しました。
ユーザベースは、顧客起点で変化にスピーディに適応する経営(アジャイル経営)を広めるインフラとしてのSaaS、新しい視点を集めて、一人ひとりに未来のきっかけを生むソーシャル経済メディアを通じて、サステナブルに発展する世界に貢献しています。
Value Creation Process
ユーザベースの価値創造プロセスを紹介します。

7 Material Issues

人の知見を循環させる
「知」と「知」が結びつくことで、新しい価値が生まれます。ウェブではアクセスできない、人に眠る「知」。こうした人の知見が循環した世界では、ビジネスはもっと楽しくなるはずです。
私たちは、ユーザベースグループ内外において、知見の循環を促進します。グループ内の人材がより多くの社外エキスパートの知見に触れ、さらに自身の社外における副業・エキスパート活動の環境整備と新たな機会を創出をします。
結果として、より多くの人が多様な人の知見に触れ、自身の知見の価値を認識し、その知見を社会に還元していくことができると考えています。
2022年から2023年にかけて、SPEEDA事業とMIMIR事業の融合が進み、より多くの企業にプロダクトを通じて人の知見を届けることができました。また、NewsPicksでもエキスパートが発信していく仕組みも徐々に実装しつつあります。いずれの取り組みもまだ端緒についた段階で、これからさらに拡大していきます。取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
川口 荘史
MIMIR CEO
異能は才能
ユーザベースのパーパスは、「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」です。
その実現のためには、多種多様な「異能」を結集する必要があります。
異能が掛け合わさることで、多くのユーザーの負が解消され、創造性が最高度に発揮されるサービスをつくることができ、パーパス実現に近づくはず。
私たちはそう考え、The 7 Valuesのひとつとして、そして解決すべきマテリアリティのひとつとして、
「異能は才能(We need what you bring)」を掲げています。DEIBDEIB取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
松井 しのぶ
CHRO
誰もが経済を身近に感じられる社会
誰もがビジネスを楽しめる世界をつくるために、ユーザベースグループは、世代や地域による情報格差をなくし、より多くの人が良質な経済コンテンツに触れられる機会を増やしていきます。
そして、ビジネスを楽しむ人々が、情報発信者へと転換する仕組みを構築することで、知見の循環構造をつくり、持続的に良質な経済コンテンツが世の中に普及する社会を目指します。
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を中心に、学生、地域など様々なコミュニティと連携し、共に良質な経済コンテンツを生み出し、情報や機会を必要とする人へ届ける仕組みを構築していきます。
直近1年では、子ども新聞「NewsPicks for Kids」の創刊、学生アンバサダー制度「Student Picker」を通じた次世代コミュニティの活性化、各地域との具体的な取り組みが増えています。取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
稲垣 裕介
代表取締役 Co-CEO/CTO
テクノロジー・カンパニー
私たちは、エンジニアリングを起点に誰もがビジネスを楽しめる世界を実現するテクノロジー・カンパニーでありつづけたいと考えています。
2008年の創業当時から人とテクノロジーの力を組み合わせて、チームみんなの強みを引き出し合い、経済情報インフラを創造してきました。
ビジネスパーソンを労働集約的な作業から解放し、創造性高く付加価値のある仕事にシフトできる働き方に変えていく。それはユーザーのみならず、私たち自身も体現しつづけたい世界です。
直近1年では、エンジニア・エンジニアではない多様な職種のメンバーたちが、これまで以上にエンジニアリング力を活用し、それぞれが挑戦したいことに楽しく取り組める環境をつくり続けてきました。新たな社内制度の導入や技術研究所の立ち上げなどを通じて、テクノロジー・カンパニーを実現してきています。取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
稲垣 裕介
代表取締役 Co-CEO/CTO
持続的なデータ・コンテンツマネジメント
「経済情報」を形づくるデータとコンテンツは、私たちがパーパスを実現するために必要不可欠なコアアセットです。
この大切なコアアセットをより充実させ、守り、確実に提供し続けるため、私たちは、社内外の様々なパートナーやステークホルダーと協力しながら体制整備を行っています。
また、昨今は、データの保護と利活用のバランスが各国で議論され、法整備等が進められる一方で、ChatGPT等、大量のデータ処理やコンテンツ作成が可能なAIが台頭するなど、データやコンテンツを取り巻く環境は日々目まぐるしく変化しています。
2022年から2023年にかけて、外部環境だけでなく、私たちグループの経営体制も大きく変わる中で、CCoE組織*の新設やリスク管理体制の強化などを行ってきました。
これからも、様々な変化を迅速に捉え、データやコンテンツの新たな価値を生み出すために、よりいっそう強固な管理体制を築いていきます。
*Cybersecurity Center of Excellence取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
武田 彩香
SaaS事業 CLO
SaaSとメディアの融合
NewsPicksユーザーからSaaSユーザーが生まれる。NewsPicksのコンテンツを通して行動変容にいたった方に、社会を変える力をSaaSを通じてサポートする。
NewsPicksユーザーから知見を共有するエキスパートが生まれる。NewsPicksで専門性や情熱を発揮している方に、それを活かす新たな機会を開く。それは、様々な専門性や情熱を持った人の知見へのアクセスが容易になり、社会課題解決のために活かされる世界。
この2つを実現することで、「誰もがビジネスを楽しめる世界」へと近づくと、私たちは信じています。また、「人の知見」という重要な経済情報が、グループ内の全サービスで活用されることで、長期的な競争優位性を実現できると考えています。
直近1年では、SPEEDA、FORCAS、INITIALとNewsPicksの融合が進みました。NewsPicksのコンテンツをSaaSの利用シーンを紐づけた形で提供することが可能になっています。また、SPEEDA Expert Researchで活躍している多数のエキスパートがNewsPickerのプロピッカーになるなど、エキスパートネットワークの融合も順調に進んでいます。取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
佐久間 衡
代表取締役 Co-CEO
気候変動への対策
私たちが目指す、誰もがビジネスを楽しむ世界において、サステナブルな社会は、個人や企業のパーパスと両立され、調和的に実現されるべきものです。そのため、グローバルで喫緊の課題となっている地球環境の保全に対して、私たちもその重要性を強く認識し、グループ横断的に取り組みを進めていきます。
自社の事業活動においては、オフィスや社内ツール、従業員の働き方などを通じて、CO2削減に貢献しながら事業活動を継続できる仕組み作りを進めていきます。2022年7月には、100%再送可能エネルギーを利用している東京丸の内にある新オフィスに移転しました。
また、情報提供サービス、経済メディアを運営する企業として、気候変動を含む地球環境の保全に関する情報提供に一層注力していきます。
直近1年では、SaaS、NewsPicksを通じて、気候変動に関するコンテンツを積極的に発信してきました。NewsPicksのTopicsにおいても、環境や気候変動に関する定期的な情報発信が増えました。このような情報発信や人の知見の循環によって、多くのビジネスパーソンの行動変容に影響を与え、個人、企業と共に持続的な社会の実現を目指していきたいと思います。取り組みを通して
達成する項目マテリアリティオーナー
千葉 大輔
CFO
Our Approach to Materiality Assessment
社会価値と経済価値の双方を生み出すために、優先的に取り組むべき重要課題=マテリアリティを2021年に策定いたしました。
これらのマテリアリティに取り組むことで、社会、企業、個人に対する継続的な価値提供と当社の企業価値向上の両立を目指していきます。
今後、外部環境の変化及び当社事業成長によって優先的に取り組むべき重要課題が変わった場合、再度その特定を実施します。
Step 01
当社が積極的に解決すべき
社会課題を抽出SDGs(国連の持続可能な開発目標)を参照し、当社経営陣と外部有識者で議論を重ね、当社のパーパスや事業活動、および企業文化に対して関連性の高い社会課題を抽出・整理しました。
Step 02
社会課題の
重要性評価の実施「STEP 01」で抽出・整理した社会課題について、取締役会でも議論のうえ、当社経営戦略との関連性と重要性を評価しました。
Step 03
マテリアリアティ項目の特定
「STEP 02」で実施した評価結果に基づき、取締役会での承認を得て、7つのマテリアリティを特定しました。
ESG Promotion Framework
ユーザベースグループのESG推進体制についてご紹介します。
