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コミュニケーションから生まれるアイデアは、デザインをアップデートさせる──SaaS Design Division

コミュニケーションから生まれるアイデアは、デザインをアップデートさせる──SaaS Design Division

ユーザベースグループのさまざまなチームを紹介する本シリーズは、今回からリニューアル! 画像をふんだんに取り入れて、よりわかりやすさを目指した編集にしています。

リニューアル後、第1弾となる今回はユーザベースが提供するSaaSプロダクト(SPEEDA・FORCAS・INITIAL)のUIデザイン・BXデザイン・コンテンツデザインをてがけるSaaS Design Divisionにインタビューをしました。ユーザベースのデザイン組織ならではの取り組みや、チームの素顔に迫ります。

目次

チームメンバー紹介

大久保 紀来
株式会社ユーザベース SaaS Design Division 
FORCAS Design Team UIデザイナー

大久保 紀来

受託Web制作会社、自社サービスのWeb制作チームにてマークアップエンジニアとして勤務。2018年3月、株式会社ユーザベースに入社。UIデザインとマークアップに従事。趣味はアートとサブカル全般、キックボクシング。

古賀 裕一郎
株式会社ユーザベース SaaS Design Division
SPEEDA Design Team BXデザイナー

古賀 裕一郎

大学卒業後、個人事務所でエディトリアルデザイナーとして従事、その後グラフィックデザイナーとして広告制作会社に転職。主に三越伊勢丹などの広告・カタログ制作を担当し、アートディレクターとしてチームの指揮やマネジメント業務も遂行。新規事業としてVMDチームも牽引する。2021年からユーザベースに参画し、SPEEDAのBX、Contentsデザインを担当。

茂木 孝純
株式会社ユーザベース SaaS Design Division
FORCAS Design Team UIデザイナー

茂木 孝純

2010年にUfit(現TIS)に入社、業務システム開発やインフラ構築に従事。2014年にデザイナーへ転向、モンスター・ラボに入社しWEBサービスやアプリのクライアントワークを中心に多数の案件に関わる。担当したサービスがiOSベスト新着APPに2度掲載される。2019年にユーザベースに入社、現在はFORCAS Salesのリードデザイナーとして、デザインの力でプロジェクトを牽引することを大切にしている。

SaaS Design Divisionってどんな仕事?

SaaS Design Divisionでは主に、SaaSプロダクトである「SPEEDA」「FORCAS」「INITIAL」のUIデザイン・BXデザイン・コンテンツデザインを担当しています。

・UIデザイン
各SaaS プロダクトのUIデザインを担当しています。ユーザーの視点に立ったデザインにこだわっています。

・BXデザイン
BXは「ブランド エクスペリエンス デザイン(Brand Experience Design)」の略です。グラフィック領域のクリエイティブ制作にあたります。

・コンテンツデザイン
コンテンツデザインは、SPEEDAやINITIALにおけるコンテンツのデザインを担当します。アナリストが書いたフローコンテンツをよりわかりやすく、魅力あるコンテンツにするため、挿入画像やバナーをデザインします。

一番やりがいを感じることはなに?

・戦略的にプロダクトのデザインを考えられること

僕はFORCAS SalesのUIのデザインを、立ち上げ期から担当しています。世界観をゼロから構築する上で、FORCAS Salesのデザインをどう積み上げていくかという戦略部分を考えることにやりがいを感じます。(茂木)

依頼されたクリエイティブをただつくるだけではなく、デザイナー視点でSPEEDAのプロダクト自体をアップデートさせることが楽しいですね。表層側だけをデザインするのではなくて、そのプロダクトにコミットして世界観デザインをつくり上げていく。その都度、プロジェクトが完結するのではなく、プロダクトの未来を見据えながらデザインするのがすごく楽しいです。制作会社とは違うやりがいを感じることができます。(古賀)

・エンジニアとの会話から最適解をみつけだす

メンバー各々が理想を描いているなかで、全体最適と部分最適のちょうどいいバランスを探るところが、ゼロベースからやっている分、楽しくもあるし、難しくもあります。

その時々のベストをエンジニアメンバーと一緒に考えて、役員メンバーに提案して、フィードバックをもらって何が正解なのかを考えながら再提案して……というプロセスを繰り返しています。そのプロセスが楽しいですね。より本質的なところにたどり着くというか。

エンジニアメンバーと話していると、デザイナー視点では見えない技術要素込みでの解決策というのが見つかりやすいです。(茂木)

チーム内外のコミュニケーション

・ペアデザイン
オンライン会議で話しながら、「Figma」を使って、チームメンバー同士で議論し合いながらデザインに取り組んでいます! 本当にその場でリアルタイムに一緒にデザインを考えてくという感じ。新鮮で楽しいですね。

茂木

・UI仕様相談会
FORCASでは週2回×30分間、プロダクトオーナーである佐久間さん(佐久間 衡/ユーザベースCo-CEO)に、デザインを相談する時間があります。佐久間さんはプロダクトのビジョンを強く持っているので、何かを1個つくるにしても発展性とかを考えていて。

「こういうデザインでやるということは、今後もそういう方向で行くの?」みたいなことをよく問われます。そうやって壁打ちしながらデザイン、仕様、ユーザーインターフェースなどの方向性を決めています。

大久保

・BX会
月に1回、BXデザイナーが集まり、回ごとに担当者が自分の発表する内容を持ち寄ります。議題は、デザインの知見や事例など。回によっては、転職時のポートフォリオ発表や、デザインアプリケーションの技術の共有、これまでのキャリアで得た知識や技術の共有などをしています。

過去には印刷物制作や写真撮影などを経験してきたメンバーもいて、バックグラウンドが本当に人それぞれで面白いです。時間が余ったときには、「31の約束」についてみんなで考えることもありますね。

古賀

SaaS Design Divisionならではのチーム活性化の取り組みは?

・ポートフォリオ発表会
四半期に1回、ポートフォリオを作ってみんなで発表しています。その半期でその人がどのようなプロジェクトを担当して、どのような学びがあったのかをまとめて共有し合うんです。

その人の追体験ができるし、その人が汗水垂らして学んだ知見を得られるんです! 「なるほど、そういう問題が起きうるのか」とか、「こういうことに気をつけたらいいのか」と学べちゃう。SaaS Design Divisionメンバーの全員が発表するのですごく密度が濃いですね。

メンバーが制作したポートフォリオ

メンバーが制作したポートフォリオ

古賀

・DESIGN BASE DAY
月に1回、毎回テーマが異なるワークショップを開催しています。
組織に関することや採用面接、チームのビジョン策定など......テーマは本当にいろいろで、ワークショップばかりをやっているというわけでもないんですよ。この前は、各プロダクトをイメージしたコーヒー豆をつくってみんなで飲みました(笑)。そういうゆるっとしたコミュニケーションを楽しむ会でもあります。

コーヒー会での記念写真

コーヒー会での記念写真

▶ チームアップのためのコーヒーをデザインした話

最後に、あなたにとってSaaS Design Divisionとは?

大久保
古賀
茂木
執筆:近藤 里衣 / 編集:髙田 綾佳 / デザイン:片山 亜弥
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