メンバー紹介
谷口 史晃
株式会社ワークスアプリケーションズに入社し、コンサルト職や企画職に従事。2019年にNewsPicks入社。Product Managementチームのリーダーを担当。
高橋 茉由実
株式会社東急エージェンシーにてナショナルクライアント担当営業としてキャリアをスタート。その後、現・株式会社リクルートにて住宅ドメインであるSUUMOの事業開発室にて新規事業に従事し、2019年12月に株式会社ニューズピックス入社。法人向け事業NewsPicks for Businessを担当し、2021年7月よりNewsPicksのアプリを担当。
小川 祐太
大学卒業後、2013年に株式会社ワークスアプリケーションズに新卒入社し、会計システムの開発・導入・運用を経験。株式会社アクセンチュアを経て、2021年2月にNewsPicks入社。現在は、NewsPicksのアプリやWeb版、姉妹メディアのJobPicksなどの改善を担当。
NewsPicksのProduct Planning Unitってどんな仕事?
谷口 史晃(以下「谷口」):
プロダクトのマネジメント業務がメインです。日々プロダクトをどう成長させていくか方向性を決めて計画を立て、その進捗管理などについて考えています。私たちのチーム名は「Product Planning Unit」ですが、計画をするだけでなく新機能を実装したあとに結果を見るところまで、一貫して担当しています。
新機能を企画するにあたっては、ユーザーの方から寄せられた声や、社内からのアドバイスを参考にしていますね。
谷口:
プロダクト自体に意見が書き込まれるって、あまりないじゃないですか。だからすごくありがたいと思っています。
あとは月2回のペースで、NewsPicks内にWebやアプリの改善報告の記事を出していて、それに対するリアクションにも注目しています。記事のコメント欄での意見交換が活発で、そこでの意見がきっかけとなり別の機能についての議論が始まることも珍しくありません。


2022年8月後半分、カイゼン報告のコメントより
高橋 茉由実(以下「高橋」):
新機能をなぜつくったのかやどう使ってほしいかなど、作成の背景や意図が伝わるように書くことを意識しています。改善報告の記事のコメント欄は、ユーザーの方々とのエンゲージメントを高められる場だとも思っているんですね。
だから、そこがただの「運用からのお知らせ欄」にならないよう、人の温度感が伝わる文章を書くことを心がけています。たとえば、最近嬉しかったこととか、改善の内容とは関係のない挨拶文などを冒頭に書いて「想いを持ったメンバーが書いている」ことを伝えようとしています。
その影響なのか、コメント欄にはユーザーの方々から「いつもありがとうございます」とか、「気になってるポイントが、ちゃんと今後の開発予定に入っていて安心しました」といった、私たちとの双方向のコミュニケーションを意識したコメントをいただいております。
谷口:
私たちは他部署の方から「こういう機能をつくった方がいいんじゃない?」というアドバイスをよくいただきます。それらのアドバイスって「たしかに!」って思うものばかりなんです。でも実際は「やらない」判断をすることのほうが圧倒的に多くなってしまっているのが現状です。
やるべきことや、やったほうがいいことは山ほどあるけど、リソースを考えて「今どこに集中すべきか」ということを常に考えています。だからこそ、アドバイスをくれた人が自分のアイデアがすぐに採用されなかったとしても、「またアドバイスしよう!」とポジティブに思ってもらえることが重要です。
そこでプロダクトボードというシステムを使って、皆さんからいただいたすべての要望と、その中で今期取り組むことと、それらの開発状況を開示しています。すべての要望を叶えたいというのは根っことしてあるのですが、現実的にすぐ取り掛かれない部分もあります。だからせめて、僕らがどのように意思決定をしたのかを説明できる要素を、できるだけ見える化することにこだわっていますね。
チーム内外のコミュニケーション
小川 祐太(以下「小川」):
心理的安全性がめちゃくちゃ高いと感じますね。プロダクトについて感じていることは、いいことも悪いことも含め、何を言ってもちゃんと議論できる安心感があります。自分の領域にちゃんと責任は持っているけど、それに固執しすぎずバランスを持ってる人ばかりなので、フラットに議論できていますね。
高橋:
私もこのチームは、何でも吐き出せる雰囲気だと感じます。不安なときは不安だと素直に言えます。
谷口さん、小川さんと私は担当しているプロジェクトがそれぞれ違っていて、ときに意見がぶつかることもあります。でも3人が共通して大事にしているのは「それはユーザーのために本当にいいことなのか」を常に考えるということです。このコアな部分の認識が揃っているからこそ、フラットに議論ができ、あるべきところに着地できているんだと思います。
谷口:
それぞれが担当するプロジェクトで利害が衝突することは、どうしても起こるんですよね。たとえば、「アプリ画面の左上のスペース」は注目されやすく、みんなが使いたがる場所です。そこをどこのチームが使うかみたいな話です。
衝突すること自体は悪いことではないんですが、その頻度が多いとメンバーが疲れちゃいますよね。だから週に1回、各チームを集めてそれぞれのチームが今何をしているかを共有する場を設けています。
それだけでお互いのすべてを理解することはできないと思いますが、相手の見えている景色が少しイメージしやすくなるとは思うんです。お互いをちょっとでも理解するための機会づくりをしていますね。
小川 :
相手の立場を理解した上でのコミュニケーションは、私も意識してやっています。プロジェクトメンバーの中には、専任の人と他のプロジェクトと兼務の人がいて、それぞれの間で情報量に差があることもあります。だから相手の持っている情報量を踏まえて、説明の粒度を変えることを心がけています。
高橋:
普段の業務では、疑問点があればSlackでいつでも聞けるようになっています。とはいえ、ミーティングの場を設けることが私は大事なポイントだと思っていて。人間、どうしても心理的安全性が担保されてないと、悩みや不安を言いづらいじゃないですか。そういうことが蓄積しないように私は誰もが発言しやすい雰囲気の場所で会話をできるだけしたいと思っています。
チームで挑戦しているイシュー
谷口:
まずはユーザー数の拡大ですね。価値を感じてもらえているかどうかという意味で、「ユーザー数」は明確にお客様からの評価だと思うんです。だからそこにこだわってユーザー数拡大に貢献できることにリソースを集中していくことが、私にとっての挑戦ですね。それがお客様に対して価値を提供できたという、一番の証明になると思います。
高橋:
社内へもっと情報発信することを目標に掲げています。これまで、社内の人から「開発チームが何をやってるのかが見えにくい」とか、「今何が動いているかわからない」という声が多くありました。
そこで月に1回、開発会議といって、開発チームが今どういうテーマに取り組んでいて、どういう手を打とうとしているかっていうのを、全社に向けて説明する場をつくったんです。今何が起きていて、それは何のためにやろうとしてるのかっていうことを、技術チームだけでなくNewsPicksの社員みんなにわかってもらえるよう、情報発信していきたいですね。
そこで興味関心を持ってもらえれば、プロダクトの成長の指針について、全員で同じ方向を向けるんじゃないかなと思っていますし、今はそれが少しずつできつつあることを実感しています。
小川:
私は、「5年後にどんなプロダクトにしたいか」ということを、チームの中で多少抽象的でも言葉にしていきたいと思っています。私自身もまだ具体的なイメージがない状態です。でもNewsPicksの印象としてある「意識高い人向け」というイメージは払拭したいと思っています。もうちょっとライトに使えて、簡単に経済のことを学べるようなプロダクトサービスを目指したいと、個人的には思っていますね。
谷口:
私も、NewsPicksをユーザーがもっといろんなシーンで気軽に使えるようになるといいなと思っています。たとえば朝のバタバタしてるときは音だけで、電車の中では文字だけ、夜ゆっくりしているときは動画でみるという感じで、生活に合わせたやり方でコンテンツを摂取してほしいですね。日常生活に自然に溶け込み、どんなシーンでも違和感なく使える。そんなアプリにしていきたいです。
チームに必要な力
<こんな経験ある方を募集中!>
・システムづくりに携わった経験(PdM、エンジニア、システムコンサル、webディレクター、webサービスの事業企画)
・スクラム、アジャイルなどのチーム開発を伴うプロジェクトの経験
谷口:
NewsPicskの各事業部のメンバーと一緒に企画をしながら、サービスをつくっていく仕事です。なので、システム周りを軸にサービスをつくった経験がある方にはぜひ来ていただきたいです。
前提として、自分の裁量を大きく持って自走してくれる方というのはあります。その上で、プロダクトづくりをする上での優先順位付けなどの議論をチームのメンバーと一緒にしていくことに楽しみを感じられる方がいいなと思っています。ご自身の経験やバックボーンを活かした新しい目線での提案もたくさんしてほしいですね。
谷口:
NewsPicksのProduct Planning Unitの最大の特徴は、プロダクトの成熟期に求められるスキルと、立ち上げ期のフェーズに必要なスキルの両方を磨くことができることです。キャリアとして今の自分がどちらのスキルを磨きたいかと考える人にとって、両方できるというのはすごく魅力的な特徴だと思います。
NewsPicksというコアな大きなサービスもありますし、JobPicksやトピックスといった新しいサービスも毎年結構なスピードで立ち上がっていて。そのような新規サービスで自分の力を試してみたい方にも、チャレンジのしがいがある環境だと思います。
<こんなスキルがある方を募集中!>
・事業とプロダクト開発の両面を理解し、プロジェクトを遂行するスキル
・課題設定から施策検討について論理的な思考ができるスキル
・自分の業務範囲を限定せずに越境できるスキル
谷口:
上記にあげているスキルは、一般的にあったほうがいいと言われてるものです。それに加えて、特に重視したいのは、プロダクトに対してどれだけ情熱を持てるかというところですね。
結果がうまく出なかったり、ユーザーの方に作った機能をなかなか使ってもらえなかったりなど……いろんな困難に直面したときにもモチベーションの源泉になるような、プロダクトに対して情熱を持てること、そこがスキルとして1番あってほしいと思います。