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労務として、ユーザベースが世界と戦えるような魅力的な制度をつくる──人事労務/Employee Relations Team

労務として、ユーザベースが世界と戦えるような魅力的な制度をつくる──人事労務/Employee Relations Team

ユーザベースグループのさまざまなチームを紹介するシリーズ。今回はユーザベースの人事データ、給与、労務を担う、人事労務/Employee Relations Team(以下、人事労務チーム)をご紹介します。ユーザベースならではの「労務」のやりがい、今後の目標などを聞きました。

笠原 響

笠原 響 HIBIKI KASAHARA人事労務/Employee Relations Team

大学卒業後、プログラマーとしてシステム開発に従事。その後、アミューズメント業界の企業にて主に総務人事を担当。2014年...

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木戸 由美子

木戸 由美子YUMIKO KIDO人事労務/Employee Relations Team

大学卒業後、半導体商社に入社し営業アシスタントに従事。その後外資ネットワーク機器会社→SIerにてアドミ・秘書業務。2...

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松川 未央

松川 未央MIO MATSUKAWA人事労務/Employee Relations Team

大学卒業後、テレビ番組制作に従事。その後特許事務所での外国特許出願業務を経て、IT系コンサル会社に転職。数十名から40...

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目次

人事労務チームってどんな仕事を担当するの?

皆さんの業務内容を教えてください。

笠原 響(以下「笠原」):
私は組織人事、人事DX、システム運用などをメインに担当しています。

組織人事は、人事異動や組織変更があった場合に、それを人事データベースに正確に反映していく業務です。人事DXとしては人事関連のシステム連携の推進を行っています。システム運用というのは、今使っているシステムをもっと簡単に使いやすくするためにどうするか、みたいなことを考える業務です。

松川 未央(以下「松川」):
私は給与関連業務を中心に担当しています。給与というのは、いろいろな制度や手当が組み合わさって構成されているんですが、どの手当をどういう基準で支払えるかとか、どのタイミングから支給が始まるか、毎月細かな確認を全ユーザベースメンバーに対して行っています。

他には産休育休者の対応や、法改正対応、福利厚生制度の改定などの業務を行っています。ユーザベースは制度自体の数が多いだけでなく、変化も早い・多いので、通常業務の中だけでも得られる経験値は多いと思いますね。

木戸 由美子(以下「木戸」):
給与手続き全般を経て、今は安全衛生面の対応、休職や退職する方のサポート、その他の相談をお受けするなどを行っています。ユーザベースのみんなが健康に楽しく働くことが私にとっては大事なことです。必要なときには、できることはやろうという思いでやっています。産業医の先生とのコミュニケーションは入社以来、長らく任せてもらっています。

他には、入社後のオリエンテーションも担当しています。入社直後のコミュニケーションってすごく大事なんです。「ユーザベースに入社して良かったな」と思ってもらうにはどうしたら良いのだろうか?と考えています。ちょうどいま、カルチャーチームと一緒に、オンボーディングのバージョンアップをすすめています。とても楽しいですね!

チーム内外のコミュニケーション

普段どんな人とコミュニケーションを取っていますか?

笠原:
HRBPのメンバーとのコミュニケーションが多いですね。メンバーの皆さんは「事業のための人事」という立ち位置なので、たとえば「自己都合休職を希望している社員がいるけど、どう対応すればいいですか」という相談を受けています。人事労務チーム側からは、就業規則や法律の観点から説明するというコミュニケーションを行っています。

それから人事DXに関連して、IT Strategy Divisionのメンバーとの接点も多いです。また、組織の組成や廃止を行う場合、会計面にも悪影響が出ないよう、どういうデータをつくっていけばいいのかを話し合うこともあります。この場合はもちろん経理や経営企画の皆さんとも連携します。

社外でいうと、産業医の先生ですね。身体の機能に関しては専門の先生でないと責任を持って判断できませんから、そういうケースが発生したらおつなぎします。その際、「先生ちょっと面談してください」と、ただ単にお願いするのではなく、該当者の職歴や、何が原因でこういう体調になったと本人が認識しているか、就業規則はどうなっているか、会社としてはどうしてあげたいか、などをきちんと伝えることを意識しています。

松川:
私の場合は、個々のメンバーとの接点が最も多いです。日頃から、たとえば「こういう場合はどういう休暇が取れますか」のような質問や相談をよくいただきます。

相談の種類は本当に多種多様で、制度に関する質問や、介護休暇の取得日程の相談、「ロングバケーション制度ってどういうふうに取れるんですか?」とか。そういった個人に起因する相談が多いですね。

どんなときにやりがいを感じますか?

木戸:
ユーザベースの労務って、「法律や規定で決まっているから」だけでは終わらない。そこがすごく素敵なところだと思います。なぜその法律や規定があるのか、なぜそうしてほしいのか。本質の伝え方は、かなり考えます。

私の場合は、ユーザベースのバリューが自分の元々の価値観とかなり近いと自分では感じていて、そのためか、労務の立場でメンバーと話す際に、迷うことはないです。伝えたいことが伝わった、わかってもらえたと思えたとき、重要な役割を担っている責任感、緊張感と同時に、やりがいを感じます。

松川さんは入社して半年ですが、ユーザベースの労務ならではのやりがいというのは感じますか?

松川:
まだすべての業務に触れられていない部分もあるんですけど、その中でも業務フローの作成・改善に携われることにやりがいを感じています。

皆さん日々の業務に全力で取り組みながら、並行してそれぞれの業務の中で効率化にも取り組んでいるんですが、今、それらの点と点を繋ぎ合わせて業務フロー化していくことを目指しています。

大企業だと、業務フローはすでにある程度できていることが多いので、なかなか携われないんですよ。ユーザベースの規模で、フローをつくりあげるところから携われることに、大きなやりがいを感じています。

笠原さんはいかがですか?

笠原:
私のキャリアとしては、人事企画、産業保健、給与計算、採用、労務等、人事として一通り経験した状態でユーザベースに入社しました。しかし、実は入社以降、これまで培ってきた労務の知識や経験をフル活用する仕事は少なくて、先ほどもお話ししたようなシステム運用とか組織改正に伴うデータ構成を考えるなど、初めて経験する業務を担当してきました。

今年で43歳になるんですけど、この歳になって1から新しいことをやっていけることがやりがいです。

また、関わる人も若くて優秀な方がすごく多いんですよ。自社のことなのでちょっと手前味噌ですが(笑)。そういう若くて優秀な人たちから業務を教えてもらう立場になって、分からないことが、分かるようになっていく、その過程を楽しんでいます

チームで挑戦しているイシュー

人事労務チームがいま挑戦していることを教えてください。

笠原:
いくつかありますが、これまで単に「閲覧するもの」だった情報を、「活用するもの」に変えていくことが挙げられると思います。そのデータを見ることで、何か次のことを考えるきっかけにできるような、より意味のあるものにしていくためのデータ構築や業務フローをつくっていきたいです。

たとえばですが、「ユーザベースの今現在の正社員数は?」と聞かれたときに、すぐに正確な数字を出せるかっていうと、実は難しいんです。システム変更があったり、業務委託から直雇用したりというケースも多いので、その変化に完璧に対応しきれてないところが、まだまだあります。

もうひとつの側面は、「データの意味づけ」です。たとえば「どんなスキルを持っている人がいる?」と聞かれたときに、現状、即座に答えを出すことは難しい。「日本全国と海外含めて、どこに何人住んでいるか」という情報が必要なケースもあります。そういう情報を網羅したデータベースを構築していくことが、私にとっての挑戦です。

松川:
笠原さんのおっしゃる通り、「この情報はすぐに出てくるだろう」と思っていたものがなかなか出てこないケースが、実は結構多いんです……。たとえば何か届け出をするときに「NewsPicksの会社所在地はどこですか」、「代表者の肩書きは何ですか」っていうのも、いざ調べてみると思ったように出てこないとか。

業務に関しても、たとえばアルバイトの給与と正社員の給与の計算方法も、それぞれ全然違うやり方でやっているという課題もあります。データベース化や業務フロー構築を進めることで、こういった部分も可能な限り共通のやり方でできる状態にしていきたいです。

会社自体が中規模から大規模になっていく中で、労務として個々人にしっかり向き合う時間を大切にするためにも、業務の効率化は重要だと思っています。ユーザベースは常に新しいことにチャレンジしていく会社なので、労務としてもそれをどんどんバックアップできるような体制をつくりたいです。個人的には、労務としても世界と戦えるような魅力的な制度をつくっていけたらいいなと思っています。

最後に木戸さん、お願いします。

木戸:
いろいろな側面がありますが、ユーザベースのメンバーみんなが安心して、楽しく、ポジティブにチャレンジを続けられる環境づくりをしていくことが一番の目標です。

労務って、社内で唯一個人情報に触れながら仕事をするポジションです。その大切な情報とともに、とても特別な仕事をしているんだという自負が私にはあります。

そんな労務チームにおいて、「ユーザベースでますます成長していきたい!」と思ってくれる、素敵な仲間を増やすこともまた、私たちの大事な役割のひとつです。

ユーザベースは、やるべきことをやってさえいれば、何でもやらせてくれる会社です。「これしかやらないでください」なんて言われることはない。「仲間と一緒に、成長していきたい!」と思う方には、素晴らしい環境だと思います。

あと最後にひとつ。このチームは本当に明るくて面白いメンバーが多いです。ユーザベースのフロアで笑い声の絶えない一角を見つけたら、それは人事労務チームかもしれないですね(笑)。

執筆:見広 健太郎 / 編集:近藤 里衣・筒井 智子 / デザイン:片山 亜弥 / 撮影:近藤 里衣
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