
大企業15社を担当。クライアントの課題を整理し、伴走する
現在は主に「NewsPicks Enterprise」や「NewsPicks Learning」を採用していただいたクライアント企業に対して、導入支援や伴走支援をしています。
まずサービスの導入支援として、各クライアントが抱える組織課題を丁寧にヒアリングし、構造的に整理します。そのうえで、組織として目指していきたい姿を解像度高く描きつつ、その目標に到達するためにサービスをどのように活用するか、全体設計やプランニングまでを行っています。
導入後は、ユーザーのデータや行動変容を踏まえた改善施策を検討し、実行を支援します。最終的には各クライアントがサービスを活用しながら自走できるようなノウハウを提供しています。
2021年11月時点で15社担当。誰もが知っているような大企業ばかりがお客様です。それぞれの企業で業種も規模感も課題感も違うんですね。そこが難しいところでもあり、やりがいでもあります。
我々が取り組んでいる人材や組織にまつわる課題は、業界の事情や社会的背景、組織の文化など、あらゆる要因が複合的に絡み合ってできている課題です。「このツールを導入したら、すぐに解決しますよ!」という単純な話ではありません。
導入にあたっては約2ヶ月ほどお時間をいただいているんですが、そこで組織としてどういう人材を求めているのか、どんな価値を社会に還元するのかなど、企業の人材戦略やビジョンにまで深く踏み込んで話を伺います。導入いただいたクライアントと、毎回きっちりと目線合わせをする必要があるからです。一般的なSaaSツールとは性質が全く異なり、企業の課題に深く切り込んでいくところが特徴的だと言えますね。

「人と組織を本気で変えたい」コンサルから転身
そもそも僕がAlphaDriveにジョインしようと思った理由は、人と組織を変える事業に本気で取り組みたかったからです。
私は前職でコンサルタントをしていました。コンサルビジネスは、パートナーと言われる事業リーダーが各企業のトップ層にアプローチをかけ、戦略から実行までトータルで提案を行います。受注できたらプロジェクトが組成され、メンバーをアサイン──プロジェクトメンバーの人月単位で売り上げるビジネスモデルです。
コンサルとしては、人を派遣すれば派遣するほどプロジェクトが大きくなり、儲かります。一方クライアント目線に立つと、発注する決裁者としては優秀な「使える」人材がたくさん派遣されてくるので、どんどん仕事が進むし成果が上がる。一見すると両者win-winなんですが、僕自身は、本当にクライアントのためになっているのだろうかと疑問に思っていました。
本来、会社の原資はその組織の中の人だと思います。本当に「企業を変えよう!」「成長にコミットしよう!」と思うなら、遠回りかもしれませんが、企業内の「人」にアプローチしたいと思いました。NewsPicks for BusinessとAlphaDriveのミッションはまさにぴったりだと感じ、応募したんです。
「まだこの会社で頑張ろうと思えました」
先日、担当しているクライアントから掛けられて嬉しかった言葉があります。
こういったリアルな声を聞けるのが、大きなやりがいにつながっています。
「他人を変えるより自分が変わる方が楽」とよく言われますが、他人のマインドや行動の変容を促すのは極めて難しいことだと思っています。だからこそ、1人ひとりのユーザーのマインド変化の瞬間に立ち会うことができるのは、一番のやりがいですね。
多くの大企業の方々と接する中で、組織のサイロ化が進み部門を超えた連携が生まれない、目先の業務に埋没し社員の視野が狭くなっている、リスクや失敗を恐れてチャレンジする社員がいない、与えられたことは愚直にこなすが主体的に動かない、といった課題についてはどの企業の方々も共通しておっしゃいます。
どこも同じ課題を持っているということは、それだけ解決が難しい。だからこそ取り組みがいのある領域だと思っています。組織が抱える「最も困難な課題」に挑んでいる実感があります。
人材開発を手掛けるプレイヤーは多く、レッドオーシャンではありますが、メディアやコンテンツの力を人や組織の成長に生かすというアプローチは、他に聞いたことがありません。まだ誰も挑戦したことのないソリューションを目指すことに、日々ワクワクしています。正解が全くないので、チームで互いの知恵を絞り合って、毎日喧々諤々と議論しながら、サービス向上に努めています。

「異能は才能」を実感。多様な仲間と働く楽しさ
入社して早々、NewsPicks Enterpriseの導入クライアントのキックオフイベントを主催したことがありました。同僚は「イベント、普通に仕切れるでしょ?」みたいなテンションだったんですが、僕自身はイベントに参加したことはあれど主催したことはなく、かなり苦労したんですね。でもみんなの力を借りて、最終的に無事成功させることができました。
ユーザベースグループには「The 7 Values」という価値観があります。その中に「異能は才能」「渦中の友を助ける」という項目があり、まさにそれを実感した経験でした。
僕はクライアントの課題を聞いたり、伴走したりすることは得意ですが、未経験のことに関しては才能あふれる仲間たちがいるので、チームで一緒に乗り越えられる。心強かったですね。1人でできる仕事ではないので、いろいろな人を巻き込むことは常に意識しています。
将来こうなりたいという具体的なロールモデルはいませんが、最終的には「誰かの『何かしたい』を実現できる人」になりたいと思っています。そのためには多様な人と働く必要がありますし、圧倒的に経験値が足りないという自覚もあります。これからもっと多様な業界やバックグラウンドの人と、積極的に交流し学んでいきたいです。
ダントツに自由。自ら考え、大胆に動く
同僚から言われて嬉しかったのが「キャッチアップがめちゃくちゃ早いね」という言葉。これはコンサルでの経験が活きているのかなと。コンサルタントは短期間・短納期で仕事を進める必要があるので、自分で仮説を考え、自分で動く行動習慣を身につけられたのだと思います。
クライアントから「丁寧に整理してもらい、考えがクリアになりました」と言っていただいたこともありました。コンサルタント時代の上司に、100人見て100人がわかる資料を作れと言われていたので、そこも強みになっているのかもしれません。
私はAlphaDriveが3社目になりますが、働き方は本当に、ダントツに自由です! ボトムアップで意見がはっきり言える点も、とてもいいなと思います。AlphaDrive/NewsPicksは事業としてまだまだ未成熟なので、やるべきことは山積みです。だからこそメンバー1人ひとりが自ら考え大胆に動けるし、そこが何よりの魅力ですね。
人を変える、組織を変えるという領域にコミットしたいという強い思いがある方と一緒に働きたいです。逆にそれ以外は必要ないかもしれません。情熱があればスキルは後からいくらでもついてきます。僕自身も毎日未経験の仕事の連続なので、全力疾走しながら日々できることを増やしています。強い意志を持った方と一緒に、楽しく仕事ができたら嬉しいです!

【1日の動き】
8:00ごろ 〜 1日のスケジュール確認&クライアントとの打ち合わせの最終確認(特にこれから導入を検討する企業様については、事前準備がとても大切です)
10:00ごろ 〜 クライアントとの打ち合わせ
12:00 〜 ランチ
13:00 〜 チーム内でのミーティング
(サービスの方向性などを議論することが多いです)15:00 〜 クリエイティブに関するミーティング
(どういう記事を書くのか、どういうデザインにするのか。コンテンツを詰めます)17:00 〜 データ分析や次回提案の構想を練る
(すでにご利用いただいている企業様のサービス利用状況などから次の施策を考えます)19:00 〜 会食
(コロナ禍以降、なかなか機会がありませんでしたが、感染対策を万全にしながら少しずつ復活。企業様と腹を割って話ができる貴重な機会)