ただ目の前のことに全力で取り組むだけ
2019年1月、インターンとしてユーザベースの広報に関わる私は、将来への漠然とした不安を抱えていました。将来なりたい像があるわけではないけれど、今のインターンを続けることが自分の未来にどうつながるのかが不安で、焦ってばかりいました。
そんなときに同じインターンの勝山くんに相談したところ、こんな言葉をかけてもらいました。
この率直な言葉は、今の状況が正しいのかと焦る私に、喝をいれてくれました。
そして同時に、勝山くんの強い意志を感じる言葉でもありました。なぜここまで言い切れるのか。その真意に迫るために、勝山くんと、彼のマネージャーである西川さんに話を聞いてみることにしました。
インターンだろうと社員だろうと関係ない
インターンでありながら、SPEEDAインサイドセールスチームで新ユニットのリーダーを任された勝山くん。なぜインターンをリーダーに抜擢したのか、理由を西川さんに聞きました。

チームのハーモニーを奏でるリーダーとして抜擢された勝山くん。抜擢の一方で、インターン生としてのジレンマがあったそうです。それは先輩社員とのコミュニケーションの取り方でした。
これを西川さんに相談したところ、2つの解決案が出たそうです。
ひとつめは、いわゆる「Good Cop / Bad Cop(良い警官・悪い警官)」というコミュニケーション戦術。上司である西川さんが、チームにイシューを伝え、ストレートに警鐘を鳴らすBad Cop(悪い警官)となり、勝山くんがそのイシューを改善し、チームが良くなる姿を現場で描くGood Cop(良い警官)となることで、先輩である社員にも思いを率直に伝えやすくなったそうです。
ふたつめは、西川さんが「インターンとか社員だからといって区別しない」とはっきり言ってくれたこと。インターンが社員に意見を言ってよいのかと、立場の問題で悩んでいた勝山くんの背中を押してくれた一言です。
この発言の真意を聞いたところ、これには西川さん自身の原体験があったそうです。
たしかにチームがミッションに向かって活動する上で、必要な人材が社員かインターンかは、重要な要素ではないのかもしれません。この考え方はとてもユーザベースらしいなと思いました。
新卒だからこそできることがある
そんなインターン期間を経て、4月には社員として入社する勝山くん。意気込みを語ってくれました。

この言葉に、言いしれない力強さを感じました。この背景には、マネージャーの西川さんの姿勢と、失敗を受け入れるユーザベースのカルチャーが大きいのだと実感しました。
Natsuki’s Pick
「目の前の山を全力で登るだけ」と強く語る勝山くん。それが冒頭で私にくれた言葉に紐付いているのかもしれません。
それに比べて私は「登りたい山」を探しているので不安になり、焦っているのだと今回の取材を通して気付きました。「面白い」や「好き」という直感に従えば自然とパッションが生まれ、目の前のコトにがむしゃらになれる。
今の学業、就活、インターンとやらなければいけないことに追われてしまって、集中が分散し、思考が凝り固まってしまっている。もっと集中する必要があると思い、この取材を最後に、ユーザベースのインターンから一度距離を置き、就活に専念することにしました。
ユーザベースで働く人たちは、それぞれの人生で成し遂げたいミッションを持っています。会社で働くことは、その選択肢のひとつでしかない。だからこそ、目の前の山に夢中になれるプロフェッショナルが集まっているのだと学びました。
私もユーザベースでのインターン経験をもとに目の前の就活に専念することで、より広い視野を経て、迷わず全力投球できるように成長していきたいと思います。