ユーザベースの自由を支える「7つのルール」
さて、ユーザベースは自分がコミットした目標を達成するために責任を全うすれば、働き方も働く場所も自由です。もちろん、出社義務もなく、服装だって自由。メンバーも10か国以上の国籍からなり、価値観、性別、年齢もさまざま。
そんな一見バラバラにも見える私たちが共通して大切にしているものは、私たちにとっての行動指針でありユーザベースの価値観でもある「7つのルール」です。
自由主義で行こう
創造性がなければ意味がない
ユーザーの理想から始める
スピードで驚かす
迷ったら挑戦する道を選ぶ
渦中の友を助ける
異能は才能
自販機の前で何のドリンクを買おうか迷っていると「迷ったら挑戦しよう」と言われるここともあれば、困っているメンバーが「渦中の友を助けてくれよ~」と冗談ぽくいう時もあるくらい、日常会話でも良くでてきます(笑)。
実は、オフィスにも7つのルールがデザインされているんです。

オフィスの壁はガラス張りになっていて、7つのルールが書かれています
「7つのルール」が生まれた背景
7つのルールは、ユーザベースが設立して4年目に入り30名ほどまでメンバーが増え、内部崩壊しそうになった際に社員共通の価値観として誕生しました。その背景については共同代表の梅田(梅田 優祐/ユーザベース共同創業者)がインタビューでも語っているので、こちらをご紹介します。
行動指針である「7つのルール」という核となるものがあるおかげで、私たちの自由が成り立ち、自由な環境で働けるからこそ生産性もあがり創造性を高めることができます。
またユーザベースは各メンバーが主体的に考えることでリーダーシップを発揮し、強いリーダーが不在でも(たとえば共同代表の新野が病気療養しても)、自走できる組織になっています。これは「7つのルール」が浸透しているからこそのカルチャーだと感じています。
カルチャーを浸透させる仕組み
ミッション・バリューは掲げているだけでは浸透しません。
会社が成長し続ける中で、創業期と変わらない企業文化を維持するため、ユーザベースでは2015年にカルチャーチームを起ち上げ、ミッションやビジョンの浸透に力を入れています。
カルチャーチームでは、7つのルールに象徴される「ユーザベースらしさ」を1人ひとりが体現し、周りに伝え続けられる環境を、いかに仕組みとして構築していくかを主な業務としています。具体的には採用、給与設計、研修制度、福利厚生など、組織を作る「人」に関わる業務を担当しています。
カルチャーチームを設立してからは、モチベーションクラウドなどの新たな外部サービスも導入し、企業規模が大きくなってきている中でも私たちのビジョン(価値観)がずれることなく、組織がより良い方向に動いてきています。
また、全社的な取り組みとしても、前年度のMVP(Most Valuable Person)とMAP(Most Admirable Person)の受賞者が中心となり、1年の思い出がつまった「Year Book」も毎年製作しています。Year Bookの中では、7つのルールにまつわるメンバーのエピソードなどが綴られています。

歴代のYear Book
多様な人材は私たちの競争力の源泉です。
そのためには、個々の個性を一色に染めることはせず、それぞれの生き方を尊重しながらも、力を結集するための共通の価値観をもつ。それが「7つのルール」です。