ユーザベース

ユーザベース、「DEIB Report 2025」を公開。新たなコミットメントを策定し、DEIB推進をさらに強化

2025/05/20

ユーザベース、「DEIB Report 2025」を公開。新たなコミットメントを策定し、DEIB推進をさらに強化

株式会社ユーザベース(以下、ユーザベース)は、当社コーポレートサイトにて「DEIB Report 2025」を公開しました。また、DEIB課題を再整理して、2021年度に掲げたDEIBコミットメントを刷新したことをお知らせします。


「DEIB Report 2025」はこちらからご覧いただけます。

ユーザベースは、バリューのひとつ、そして解決すべき重要課題(マテリアリティ)のひとつとして、「異能は才能」を掲げています。メンバー1人ひとりが才能を発揮して働ける会社にしていくために、DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, and Belonging)の活動をDEIBコミッティーを中心に全社で推進しています。

その活動の進捗と詳細を、「DEIB Report 2025」に取りまとめました。

2024年度のハイライト

女性管理職比率が30%を突破

女性管理職比率は、2024年末時点で31.7%となり、政府が東証プライム上場企業に対して設定している2030年までの目標(30%以上)を上回りました。また、一般的に「変化を起こすために必要な最低限の割合」と言われている30%を超過したことで、今まで以上に意思決定の多様性が広まると考えています。

一方で、執行役員以上に占める女性比率は17.0%で、前年比5ポイント減少しました。この減少の主要因は、2024年中に女性役員比率の高い事業をカーブアウトしたことと、新任役員に男性が多く任命されたことです。執行役員候補となり得るジョブグレード6以上における女性比率は、過去3年間で0.9%の上昇にとどまっており、意思決定の多様性の観点では、この増加ペースを加速させる必要があります。

新DEIBコミットメントの策定

ユーザベースが2021年に掲げたD&Iコミットメント(現:DEIBコミットメント)の4つのカテゴリーのうち、「1. 情報の透明性を担保する取り組み」と「4. DEIBコミッティーを立ち上げ、DEIB関連数値と施策の継続定期開示」は、ここ数年かけて施策を続けた結果、コミットメントを達成したと考えています。
一方で、「2. 従業員と管理職のジェンダー別比率の乖離を減少させる取り組み」と「3. 社会構造上の課題から生じたハードルを乗り越えるための支援」については、一定の成果を出せたものの、引き続き課題がある状況です。

そこで、DEIBに関する足元の課題を以下2つに分類・修正し、それぞれの課題に対するコミットメントを掲げました。

・課題1:Belonging推進による持続的な事業成長への貢献
「3. 社会構造上の課題から生じたハードルを乗り越えるための支援」については、一定の成果を出せるまでに取り組みが進んでいるため、より根幹的な課題に修正
 → コミットメント1. 誰もが偏見なく受け入れられ、個性を発揮できる職場をつくる

・課題2:意思決定の多様性
「2. 従業員と管理職のジェンダー別比率の乖離を減少させる取り組み」を、管理職比率に留まらない課題に修正
 → コミットメント2. 上位職を目指す女性を増やし、意思決定の多様性を広げる

新たなコミットメントの詳細および具体的なアクションプランについては、こちらをご参照ください。

主な開示データ

・全社員のジェンダー比率
・採用者のジェンダー比率
・管理職と執行役員における女性割合
・育休取得率、育休取得期間・平均日数と復帰率(男女)
・男女の平均賃金差
・職種別従業員比率とジェンダー比率
・中途・新卒入社比率
・継続勤務年数
・離職率
・年代別従業員比率と平均年齢
・リモートワーク実施率
・年次有給休暇取得率と取得日数
・平均残業時間
・Diversability(障害者)雇用人数と雇用率
・日本以外国籍従業員率と従業員の国籍数
・従業員のエンゲージメント

ユーザベースCHRO(DEIB推進担当役員)松井 しのぶからコメント

2021年にユーザベースとしてのDEIBに関するコミットメントを掲げ、意思あるメンバーと一緒にさまざまな活動を推進してきました。その結果、女性管理職比率が31.7%になり、また、子育て中の社員や不妊治療に取り組む社員に向けた施策やサポートの実行により、社会構造上の課題から生じたハードルの是正に向けて、会社として取り組めたことを嬉しく思います。
今回、4年間の活動を経て、さらに一歩踏み込んだコミットメントを会社として掲げることができました。DEIB推進にゴールはありません。取り組みを止めることなく、日々アップデートを積み重ねていくことが重要だと考えています。

私自身の信条として、「選択肢が常に本人にあること」「会社への貢献を実感することにより、一人ひとりが “ここにいてよい” と感じられること」の2つを大切にしています。これは、ユーザベースがDEIBコミットメントとして掲げる「Belonging推進による持続的な事業成長への貢献」と密接に繋がります。

DEIB推進というテーマを、ユーザベースのみならず社会を巻き込んだ活動にして日本を元気にしていきたい!その想いを少しでも実現できるよう、新たに策定したDEIBコミットメントに取り組んでまいります。


ユーザベースのパーパスである「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」を実現するためには、多種多様な「異能」を結集する必要があります。異能が掛け合わさることで、多くのユーザーの負が解消され、創造性が最高度に発揮されるサービスをつくることができ、パーパス実現に近づくはず。私たちはそう考え、The 7 Valuesのひとつとして、「異能は才能(We need what you bring)」を掲げています。

異能は才能(We need what you bring)
異能を掛け合わせることで、見たこともない力が立ち上がる。
私たちは、価値観、経験、人種、国籍、民族、宗教、性的指向、身体・知的・精神特性、強み・弱みなど、一人ひとりの異なる個性を歓迎する。そして、共に目指す世界をつくるために、思いや考えを直接当事者に伝え、想像力をもって受け止め、互いの景色を交換する。オープンコミュニケーションの可能性を信じ、分かり合うことを諦めない。

お問い合わせ
ユーザベース 広報担当
https://www.uzabase.com/contact/


会社概要
社名:株式会社ユーザベース / Uzabase,Inc. 設⽴:2008年4⽉1⽇ 代表者:稲垣裕介 所在地:〒100-0005 東京都 千代田区 丸の内 2-5-2 三菱ビル